2013年08月24日
Posted by カミロイ人 at
◆2013年08月24日18:57Comment(0)
扇面に五言絶句を書く
降れば土砂降りのことわざ通りの雨が降っている。島根や下関は洪水のような土砂降りで大変だが、こちらは渇水で深刻な水不足で大変だ。明日は今日に引き続いて大雨が降るそうだが、もう少し定期的に降ってくれないものかと思う。

さて、書道系の話が少し減っているとのご批判もあろうかと思うのでこの辺で書道系の話をひとつ。実はかなり前から「扇に漢詩の五言絶句を書きましょう」という話をしていたのであるが、異常天候の性もあって、他の課題を取り上げていた清玄実用書道教室も来月は扇面に五言絶句を書くことに決まった。(*今回取り上げた李白ではなく李白華の五言絶句を課題とする予定である)
五言絶句とは中国の唐代に完成した近体詩のひとつで、五言の句が四句からなる漢詩のことをいう。五言絶句の構成は、起句・承句・転句・結句の四句よりなる。一句の構成は「二字」+「三字」とならなければならない。
李白の五言絶句
牀前看月光
疑是地上霜
擧頭望山月
低頭思故郷
和訳
寝台の前を窓からさしこむ月の光を見て(起)、その美しい白い輝きに地面におりた霜でないかと思った(承)。頭をあげ山の上にかかった月を眺め(転)。故郷の山や川を思い出し、さらに父や母を思い出し、会いたいと思った(結)。故郷のことがいろいろ偲ばれる。
漢詩の素養があれば、李白のようにきれいな五言絶句を作ってみたいものだ。まあ、ない物ねだりはみっともないので自由詩ぐらいで自己満足するしかないかもしれない。なさけない限りである。

さて、書道系の話が少し減っているとのご批判もあろうかと思うのでこの辺で書道系の話をひとつ。実はかなり前から「扇に漢詩の五言絶句を書きましょう」という話をしていたのであるが、異常天候の性もあって、他の課題を取り上げていた清玄実用書道教室も来月は扇面に五言絶句を書くことに決まった。(*今回取り上げた李白ではなく李白華の五言絶句を課題とする予定である)
五言絶句とは中国の唐代に完成した近体詩のひとつで、五言の句が四句からなる漢詩のことをいう。五言絶句の構成は、起句・承句・転句・結句の四句よりなる。一句の構成は「二字」+「三字」とならなければならない。
李白の五言絶句
牀前看月光
疑是地上霜
擧頭望山月
低頭思故郷
和訳
寝台の前を窓からさしこむ月の光を見て(起)、その美しい白い輝きに地面におりた霜でないかと思った(承)。頭をあげ山の上にかかった月を眺め(転)。故郷の山や川を思い出し、さらに父や母を思い出し、会いたいと思った(結)。故郷のことがいろいろ偲ばれる。
漢詩の素養があれば、李白のようにきれいな五言絶句を作ってみたいものだ。まあ、ない物ねだりはみっともないので自由詩ぐらいで自己満足するしかないかもしれない。なさけない限りである。
2013年08月19日
Posted by カミロイ人 at
◆2013年08月19日22:25Comment(0)
Windows8と8.1の文字種について
コンピュータの世界は早い。犬は人間の7倍早く年をとるというが、コンピュータはそれより早く変化するのではないだろうか?この間、Windows8がでたと思ったら、次のOSが10月18日にはリリースされるという。めまぐるしく変わっていくので、とてもついて行けないという人が多いだろう。いや、そんなことは全然知らなかったという人が多いのかもしれない。WindowsXPは来年の4月には期限切れになり、インターネット接続が難しくなる。特にインターネット・ブラウザのインターネット・エクスプローラー6が使えないし、メールソフトのアウトルック・エクスプレスも使えないのは悲しい。
勘違いしないように書いておくと、4月9日からネットに拒否されるわけではない。ただ、セキュリティ上の問題が発生しやすくなるということだ。徐々にその範囲は広がっていくだろうが、書道系の問題はフォントにある。フォントとはパソコンで使っている文字種である。XPからVistaに変わったときにJIS90からJIS X0213:2004に、切り替わり、従来の漢字を表示することが出来なくなった。そのため、Vista、7に関しては互換文字パーッケージがマイクロソフト社から提供されていた。以下のurlからダウンロードできる。
http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/products/windowsvista/jp_font/jis90/default.aspx
以前調べたときには、この互換パッケージはWindows8、8.1には適用できないようだとあった。たぶん今も変わらないんだろうなあ。

写真はhttp://www.tku.ac.jp/~densan/local/support/font/vista_font.htmlから
Windows8.1にはWindows phoneの日本語フォント(游ゴシック )が採用されていて、人によっては見にくいし、読みにくいと感じているようだ。まだリリースされていないのになぜ分かるかといえば、プレリリース版が6月27日にでているからだ。
これで、あらかじめ文章を打っておいて、それを書き写すということが難しくなった。一度辞書で確認しないと間違って書いてしまうからだ。面倒になったものだ。えっ、あなたはコンピュータに頼っていないから大丈夫だって。それはそれは幸運なことで。
勘違いしないように書いておくと、4月9日からネットに拒否されるわけではない。ただ、セキュリティ上の問題が発生しやすくなるということだ。徐々にその範囲は広がっていくだろうが、書道系の問題はフォントにある。フォントとはパソコンで使っている文字種である。XPからVistaに変わったときにJIS90からJIS X0213:2004に、切り替わり、従来の漢字を表示することが出来なくなった。そのため、Vista、7に関しては互換文字パーッケージがマイクロソフト社から提供されていた。以下のurlからダウンロードできる。
http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/products/windowsvista/jp_font/jis90/default.aspx
以前調べたときには、この互換パッケージはWindows8、8.1には適用できないようだとあった。たぶん今も変わらないんだろうなあ。

写真はhttp://www.tku.ac.jp/~densan/local/support/font/vista_font.htmlから
Windows8.1にはWindows phoneの日本語フォント(游ゴシック )が採用されていて、人によっては見にくいし、読みにくいと感じているようだ。まだリリースされていないのになぜ分かるかといえば、プレリリース版が6月27日にでているからだ。
これで、あらかじめ文章を打っておいて、それを書き写すということが難しくなった。一度辞書で確認しないと間違って書いてしまうからだ。面倒になったものだ。えっ、あなたはコンピュータに頼っていないから大丈夫だって。それはそれは幸運なことで。
2013年08月13日
Posted by カミロイ人 at
◆2013年08月13日00:24Comment(0)
失敗から学ぶ
先日来、失敗の連続である。海外製コンピュータソフトを買ったのだが、少しトラブったのでネットで調べてみると、何とこの問題のソフトは「絶対に買うな!」と注意書きのあるソフトであった。特に購入時にクレジットはダメだと書いてあった。というのは、このソフトは1年の自動更新ソフトで、こちらが断らない限り、いつまででもクレジット決済の続くものだったからだ。

困ったでは済まない状況に追い込まれて、初めて人は経験から学ぶ。「決して泣き寝入りはするな!」が目の前に浮かぶ。とりあえず、メーカーにメールを送ってみた。数時間後、メールの返事が来たのだが文字化けして全く読めない。仕方がないので、表題と主文を英文と日本文の2種類を書いて送ってみた。文字化けは主に半角カタカナが原因なので、こうすれば大丈夫だろうと思った。実際には、HTMLで送ってきたものをTEXTで開いたので文字化けしたのだった。
1日おいて、メールの返事が来た。実は待ちきれなくて、督促メールを出していたのだ。最初の文面ではベース部分の解約は出来ないとしていたが、2通目のメールでは全て解約し、自動更新も解約するとのことで、4通の解約状が来た。ほっと一息である。
何しろ、ネットの書き込みでは、解約は難しく、本社がマルタ島にあるので、たとえ解約できても手間がかかり難しいだろうとの絶望的なものだったからだ。やってみるものである。泣き寝入りしたのでは失敗から学べない。
それが終わってから、しばらくして海外製セキュリティソフトを買ったのだが、導入後、エクスプローラーが非常に不安定になった。すぐに「応答なし」になって動かなくなるのだ。もうどうしようもない。せっかく買ったセキュリティだがアンインストールするかと思った。原因はこれしかないからだ。バックグラウンドで動いて、OSの邪魔をしているのに違いないと思った。
それでも、先ほどのメール問い合わせの件を思い出した。とりあえずF&Qは読んだのだが、症例がない。また懲りずにメールを書いた。最初に英文、次に日本文と併記した。
しばらく待って、メールが届いた。それによると、異種類のセキュリティソフトが一緒に動いている場合、エクスプローラーが応答しなくなるとのことだった。Windowsディフェンサーが怪しい。さっそくアクションセンターを開けてみると、並列で動いていた。ディフェンサーを止め、再起動して、やっとエクスプローラーの不安定さから解放された。
※新しいことに取り組むときには失敗が多い。これはコンピュータに限らず書道でも同じだ。しかし、目に血が入ってしまうと軌道修正が効かなくなる。間違ったときには、すぐに反応しないようにしよう。墨でぺたぺたと塗りつぶしてしまうのは単なる幼児性の現れだ。冷静に対処しよう。そうすればいずれ道は開けてくる。そこのところよろしく。

困ったでは済まない状況に追い込まれて、初めて人は経験から学ぶ。「決して泣き寝入りはするな!」が目の前に浮かぶ。とりあえず、メーカーにメールを送ってみた。数時間後、メールの返事が来たのだが文字化けして全く読めない。仕方がないので、表題と主文を英文と日本文の2種類を書いて送ってみた。文字化けは主に半角カタカナが原因なので、こうすれば大丈夫だろうと思った。実際には、HTMLで送ってきたものをTEXTで開いたので文字化けしたのだった。
1日おいて、メールの返事が来た。実は待ちきれなくて、督促メールを出していたのだ。最初の文面ではベース部分の解約は出来ないとしていたが、2通目のメールでは全て解約し、自動更新も解約するとのことで、4通の解約状が来た。ほっと一息である。
何しろ、ネットの書き込みでは、解約は難しく、本社がマルタ島にあるので、たとえ解約できても手間がかかり難しいだろうとの絶望的なものだったからだ。やってみるものである。泣き寝入りしたのでは失敗から学べない。
それが終わってから、しばらくして海外製セキュリティソフトを買ったのだが、導入後、エクスプローラーが非常に不安定になった。すぐに「応答なし」になって動かなくなるのだ。もうどうしようもない。せっかく買ったセキュリティだがアンインストールするかと思った。原因はこれしかないからだ。バックグラウンドで動いて、OSの邪魔をしているのに違いないと思った。
それでも、先ほどのメール問い合わせの件を思い出した。とりあえずF&Qは読んだのだが、症例がない。また懲りずにメールを書いた。最初に英文、次に日本文と併記した。
しばらく待って、メールが届いた。それによると、異種類のセキュリティソフトが一緒に動いている場合、エクスプローラーが応答しなくなるとのことだった。Windowsディフェンサーが怪しい。さっそくアクションセンターを開けてみると、並列で動いていた。ディフェンサーを止め、再起動して、やっとエクスプローラーの不安定さから解放された。
※新しいことに取り組むときには失敗が多い。これはコンピュータに限らず書道でも同じだ。しかし、目に血が入ってしまうと軌道修正が効かなくなる。間違ったときには、すぐに反応しないようにしよう。墨でぺたぺたと塗りつぶしてしまうのは単なる幼児性の現れだ。冷静に対処しよう。そうすればいずれ道は開けてくる。そこのところよろしく。
2013年08月05日
Posted by カミロイ人 at
◆2013年08月05日10:50Comment(0)
旧字体で書いて下さい
先日の清玄実用書道の講習会が終わって、帰りがけに「書類を旧字体で書いてもらえますか?」という依頼を受けた。私はてっきり、その原文があるものだと思っていたので、気楽に「いいですよ。持ってきて下さい」と答えた。彼は困った顔をした。
ところが、どうも話がかみ合わない。結局、今日の例題を旧字体で書いて欲しいという意味だと分かった。これは思ったより大変な作業であると分かったわけである。
コンピュータで旧字体に変換すればよいではないかという人がいる。確かにその通りで変換用のホームページも存在する。だが、定番の辞書でも旧字体を新字体としているものもあるので注意が必要である。※なお、書写体変換のホームページはない。辞書を買ってくるか、図書館にこもるかどちらかを選ぶ。

漢字における「新字体」と「旧字体」は、1949年に「当用漢字字体表」ができたときに作られた用語である。たとえば「学」「体」「声」が新字体で「學」「體」「聲」が旧字体。旧字体の「來」とか「乘」は漢和辞典ができて以来の字体で、江戸時代までは「来」「乗」だったので区分けにはっきりした根拠があるわけではない。他には、活字だけの旧字体というものがあり「增」「德」「恆」「贊」は、書写する場合は戦前でも「増」「徳」「恒」「賛」だったという。(タメタタポーメーティカ参照)
文部科学省の後援試験(平成18年以前は認定試験)「硬筆書写検定試験」と「毛筆書写検定試験」では旧字体と書写体を読んで新字体に書き直す問題がある。書写体というのは書道の古典の中で多く使われ、昔から書き継がれた伝統的な書体のことである。どちらも画数が多く、現在は新字体で書くのが普通なのだが、戸籍や冠婚葬祭ではかなりの部分で旧字体や書写体の影響が残っている。
では、前回の例文の一部を旧字体に変換したものをお見せしよう。(旧字体は新字体の全てに対応しているわけではないので以下の例文のようになる。)
新字体)
同封のものは、はなはだ些少ではございますが、ご仏前にお供えくだされば幸いです。近いうちに参上させていただきまして、改めてご供養申し上げたいと存じます。
旧字体)
同封のものは、はなはだ些少ではございますが、ご佛前にお供えくだされば幸いです。近いうちに參上させていただきまして、改めてご供養申し上げたいと存じます。
※「仏」と「参」のみが旧字体となる。「参」が同じに見える場合は拡大表示してみると違いが分かる。
ところが、どうも話がかみ合わない。結局、今日の例題を旧字体で書いて欲しいという意味だと分かった。これは思ったより大変な作業であると分かったわけである。
コンピュータで旧字体に変換すればよいではないかという人がいる。確かにその通りで変換用のホームページも存在する。だが、定番の辞書でも旧字体を新字体としているものもあるので注意が必要である。※なお、書写体変換のホームページはない。辞書を買ってくるか、図書館にこもるかどちらかを選ぶ。

漢字における「新字体」と「旧字体」は、1949年に「当用漢字字体表」ができたときに作られた用語である。たとえば「学」「体」「声」が新字体で「學」「體」「聲」が旧字体。旧字体の「來」とか「乘」は漢和辞典ができて以来の字体で、江戸時代までは「来」「乗」だったので区分けにはっきりした根拠があるわけではない。他には、活字だけの旧字体というものがあり「增」「德」「恆」「贊」は、書写する場合は戦前でも「増」「徳」「恒」「賛」だったという。(タメタタポーメーティカ参照)
文部科学省の後援試験(平成18年以前は認定試験)「硬筆書写検定試験」と「毛筆書写検定試験」では旧字体と書写体を読んで新字体に書き直す問題がある。書写体というのは書道の古典の中で多く使われ、昔から書き継がれた伝統的な書体のことである。どちらも画数が多く、現在は新字体で書くのが普通なのだが、戸籍や冠婚葬祭ではかなりの部分で旧字体や書写体の影響が残っている。
では、前回の例文の一部を旧字体に変換したものをお見せしよう。(旧字体は新字体の全てに対応しているわけではないので以下の例文のようになる。)
新字体)
同封のものは、はなはだ些少ではございますが、ご仏前にお供えくだされば幸いです。近いうちに参上させていただきまして、改めてご供養申し上げたいと存じます。
旧字体)
同封のものは、はなはだ些少ではございますが、ご佛前にお供えくだされば幸いです。近いうちに參上させていただきまして、改めてご供養申し上げたいと存じます。
※「仏」と「参」のみが旧字体となる。「参」が同じに見える場合は拡大表示してみると違いが分かる。