Posted by あしたさぬき.JP at ◆

 

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2013年06月27日
Posted by カミロイ人 at ◆2013年06月27日14:02Comment(0)

弁護士を知りませんか?

 最近は日本でもアメリカ並みに訴訟問題が頻繁に起こっている。身近なところでも交通事故災害や土地の売買にともなう所有権関するもの、倒産した会社への借金取立て、投資会社の払込金完全消失など生々しい事件が多い。

 近頃は弁護士事務所による「借金の過払い金の請求」などというものまでTVでコマーシャルしている。何で30分5000円の相談料がかかる弁護士がそんなことをしているのかといえば、「司法試験制度の変更」で年収が大幅に下がってしまったからなのである。新聞の報じるところによれば、弁護士も年収100万円から2000万円までバラエティにとんでいるとのことでさもありなんである。年収100万円なんて就職難民じゃあるまいし、悪夢である。



 とはいっても、何らかの事件や法的解決にはどうしても弁護士の力を必要とする。そんな時には弁護士に知り合いのある知人に紹介状を書いてもらって、弁護士を依頼するという手段が一番信頼できそうである。まあ、知人が信頼できることが前提だが。

例文)
謹啓 初夏の候、先生にはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
 さて、本日は、知人、上条雄介氏をご紹介申し上げます。
坂出市で不動産業及び建設業を営む者で、土地をめぐるトラブルに巻き込まれております。
詳細は本人からお聞き取りを願いますが、発端は最近氏の購入した土地が、実は持主以外の人物によって売却されたことが判明したことからです。
真の持主より契約無効を告げられ、土地の返却を求められているというのです。
地元で長く堅く商売を営んできた彼にとって、このことは青天の霹靂でした。
今までトラブルに遭遇した経験もない人物なので専門家に相談して解決を委ねたほうがよかろうと忠告をいたしました。
 ご多忙中とは存じますが、ぜひ上条氏の相談に乗っていただきたく、ご紹介申し上げました。
どうぞよろしくお取り計らいのほどお願い申し上げます。
                                                    謹 白

※人にものを頼むときには、相手分かりやすく、証拠をそろえてからにするものだが、トラブルにあった経験がない人にはこれは難しい話だろう。自分の意見がいつも通ってきた優等生の陥る罠である。

 一度も叱られたり、顛末書や始末書を書いたことがない人は、優秀ではあっても、一旦しくじったら、叱られ慣れしていないので落ち込んでしまったり、まったく誠意のある文章を書けなかったりするものだ。やはり、人間は失敗してそこから学ばないと成長はない。若いうちは致命傷にならない程度にどんどん失敗するのがいい。歳を重ねると、失敗=致命傷になるから。私など歳を重ねているので、毎日生傷が絶えない。  


2013年06月19日
Posted by カミロイ人 at ◆2013年06月19日11:52Comment(0)

決断して下さい

 世の中には何でも「決断するのが苦手」という人がいる。世の中はよくしたもので、成り行きに任せておけば、何とか無事収まることもある。だがしかし、いつもそううまく行くとは限らない。

 私が専門学校で講師をしていた頃、ある学生の就職面談をしたことがある。その時に「君の長所と短所を教えて下さい」と尋ねると、こういう返事が返ってきた。 
 「実はぼくは何ごとも決めることが出来ないんです」
 「たいていの人間は決断することを嫌って先延ばしにするものだから、あまりひどくなければ気にすることはないよ」
 「それが、そのですね。とてもひどいんです」
 「でも、ちゃんと学校に通ってきているわけだろう?」
 「ぼくは電車で来ているんですけど、いつも降りる駅で迷うんです。ここで降りたら、5分くらい歩けば学校だ。と思っている内に電車が発車してしまうんです。次の駅で降りれば、10分ぐらい歩けば学校だと思っている内に電車が発車してしまうんです。もう自分が嫌になってしまう」



 彼は相当重傷の「優柔不断症」だっったが、卒業する頃には少しましになった。あのままでは社会生活が送れないだろう。親の心配がよく分かる実例だった。

 さて、今回は人生最大の決断のひとつ、結婚の承諾の促しについて考えてみよう。

例文)
初夏の陽射しがまぶしい今日この頃、澤田様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
先日は、娘亜紀子の縁談につきましてご足労いただき、誠にありがとうございました。
先様は大変ご立派な青年で、不束な亜紀子もすっかり乗り気になった様子です。
私どもも大変結構なご縁談と思い、その後の進行ぶりが気になっていました。
先様は後日お返事とのことでしたが、未だ何の連絡も頂いていません。
娘も落ち着かず、ご縁がなかったのではと気に病んでいる様子です。
先様のご厚意が頂けなくとも、澤田様にご迷惑をおかけするようなことはありませんので、ご返事だけ一刻も早くお願いいたします。
右、何分よろしくお取り運び下さい。
取り急ぎお願いまで

※昔ながらの「仲人(なこうど)」というものが無くなり、結婚相談所やネット・マリッジバンクなどを当てにしている人がほとんどである。自治体によってはそこで出会いの場を設けているとこともある。いわゆる街コン=少子化対策である。

 人間は商品ではないので、「気に入ったからあれをくれ」と言うわけにはいかない。男女双方とも決断が重要である。昔のように流されて結婚するということも出来なくなってきているので、ここは思い切りが必要だ。思い切らないとどうなるかって?結婚活動がライフワークになるだけだ。ただ、賞味期限というものがあるので死ぬまでと言うわけにはいかないだろう。健闘を祈る。  


2013年06月12日
Posted by カミロイ人 at ◆2013年06月12日09:19Comment(0)

青天の霹靂

 仲の良い夫婦として通ってきた2人が、突然の離婚。これほど衝撃的なことはない。芸能界ならまだしも一般家庭で、それもよく知っている人たちの場合は、それだけで人間不信に陥る原因となっても不思議ではない。「え~っ」である。



 まあ、こうなるには積もり積もった繰り言があるのだろうが、傍目からすればビックリ以外の何ものでもない。これからどうするつもりなんだろう?とか、子供の親権はどっちが取るんだろうか?とか人ごとながら心配になる。といってもこちらは当事者ではないので黙って見ているしかないのだが。

 今回は当事者側からの離婚のお知らせを考えてみよう。あまりどろどろしたところを見せられないので文章には気を遣うのが普通だ。電子メールのように簡単に考えて下書きも作らず書くと、絶対に後で後悔することになるだろう。

例文)
拝啓 ご無沙汰いたしております。
 突然の手紙で驚かれたことと思いますが、私ども13年の結婚生活を解消し、互いに自由の身になることを決心しました。
 13年前、喜びと希望にあふれた結婚のお知らせをした方々にこのような知らせをお届けするのは誠に残念ですが、13年の苦悩の歳月がもたらした結果とお笑い下さい。互いのいたらなさ、未熟さを痛感するばかりです。
 これからは、一人の男と一人の女として、より素晴らしい人生を過ごしていくつもりです。13年間にわたるご厚意によ心から御礼を申し上げ、2人の別れの言葉といたします。
 なお、今後の住所、その他につきましては、追ってそれぞれより連絡させていただきます。
 離婚の御挨拶かたがた、一言御礼申し上げます。
                                                        敬 具

 本当はもっと格式張ってより丁寧な書き方をするのが良いのだろうが、当人たちにとってはそれどころではないだろうからかなり略式の書き方にしてある。こんな面倒な挨拶をしなければ離婚できないのかと思う人は良い方法がある。離婚などしなければいいのである。
 後々うまくやっていく人もいれば、またぞろ失敗する人もいて、人生とは全く不思議なものである。  


2013年06月07日
Posted by カミロイ人 at ◆2013年06月07日13:20Comment(0)

もてなしの礼状

 この世の中、人とのつき合いにはいろいろなものがある。近いところでは近所とのつき合い、親戚とのつき合い、自治会のつき合いなどがある。サークルやボランティアのつき合いもあるだろうし、恩師とのつき合いや同窓生とのつき合いというのもある。世の中一人では暮らしていけないので、様々な人々と交流を図るのが当たり前である。会社においても、上司や得意先とのつき合いは避けられない。

 いや、こういうつき合いは苦手で「ただ一人で誰にも邪魔されずに暮らしたい」という願望を抱く人もたまにいる。「無人島願望」である。普通の人でもこういう「断絶した生活」というのもあこがれるときがあるが、長続きはしない。最初はこの本一冊とCD1枚あれば他は何もいらないとか言うのだが、1週間もすると飽きてしまって、何か刺激のあるものが欲しくなってくる。しかし、無人島はその名の通り離れ小島なので何も手に入れることが出来ない。こうなるとホームシックである。だから、こういう「妄想」は頭の中だけにしておくのが一番である。



 人間はすぐに感動しやすい動物なので、たまたま招かれた友人宅で結構なもてなしを受けたりすると、どうしても一言礼が言いたくなるものである。この例を考えてみよう。

例文)
拝啓 昨日は大変心のこもったおもてなしにあずかり、楽しく愉快なひとときを過ごせました。
本当にありがとうございました。
お言葉に甘えて、ついつい時の経つのも忘れ、ご迷惑ながら長居をしてしまいました。
まことに申し訳なく思っております。
しかしながら、奥様のおいしい手料理、久しぶりの酒杯に何年かぶりに心躍る思いでした。
今度はぜひ拙宅へお越しいただき、このお返しをさせていただきたいと存じます。
まずは御礼のみ申し上げます。この季節の変わり目、ご自愛の程お祈り申し上げます。
                                        敬 具

 招かれるためには、それなりのつき合いが必要である。だから、つき合いのない人から誘われたらご用心。ご用心。  


2013年06月03日
Posted by カミロイ人 at ◆2013年06月03日09:37Comment(0)

稽古事を始めるにあたって

 小さい頃から稽古事をしている人を羨ましいと思ったことがないだろうか?自分はそんな事をやらせてもらえなかったという人もいれば、うんざりするほど稽古事に通ったという人もいるはずだ。もちろん両親の教育方針だけの理由ではなく、経済理由にもよるのだろうが、「何か習っておきたかった」という心のしこりがある人は、経済的余裕ができたり、年を重ねてくるとひとつの情熱のように稽古事に熱中するようになる。



 習字、絵画、そろばん、ピアノ、ダンス、バレー、空手、合気道、生け花、お茶、陶芸などのレギュラーものから刀鍛冶、篆刻、香道、細密画などの特殊なものへと趣味の範囲は広がっている。他にも各種各様の稽古事がある。

 しかし、「先生は誰でもいいから習ってみよう」、という人はほとんどいないから不思議なものだ。稽古事を始めようとする人が最初にするのは道具を集めることではない。先生を探すという作業が最初なのだ。もちろん誰にも就かずに頂点を目指せる人もいるが、それは隠れた天才であって、一般の凡人にはとうてい無理な話である。その先生も自分だけで探せない場合とか、知人に紹介状を書いてもらわないと師事できない場合がある。

 今回は知り合いの先生への紹介状の書き方を考えてみよう。

例文)
一筆申し上げます
いつもご指導ありがとうございます。
本日は、私の友人で、先生へ師事したいという女性、鈴木かなえさんをご紹介いたしたくペンを取りました。
私の大学以来の友人で、私とは同い年、同郷人です。
高校時代から念願であった茶道を習いたいとのことで、私に相談がありました。
それならば、技量、品位、信望ともに厚い先生しかないと思いました。
彼女もぜひ先生にということで、ご指導をお願いしたいと思います。
稽古日、持参物、心構えなどは私から出来る範囲で説明しておきますので、よろしくお願いいたします。
後ほど本人より電話をさせますが、まずはご紹介かたがたお願いまで。
これから蒸し暑い季節になりますが、ご自愛の程お祈り申し上げます。
                                     かしこ
 人生は「出会い」であるといわれている。先生との出会いもとても微妙で、縁があれば長くつきあい、多くを学べるものなので大事にしたいものである。