Posted by あしたさぬき.JP at ◆

 

この広告、メッセージは90日以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事でこのメッセージが消せます。
  

2014年08月31日
Posted by カミロイ人 at ◆2014年08月31日13:33Comment(0)

祝儀袋か金子箱か?

 夏なのに、すでに秋の涼しさが舞い込んできている今日この頃だが、そろそろ結婚式が目白押しになる季節である。ジューンブライト(6月の花嫁)は農家にとっては田植えの時期で大きな迷惑だったが、9月の終わりから10月にかけては稲の刈り取りの時期でこれも大きな迷惑である。ただし、そんなこと言っていたらいつ結婚できるのかとなるので「この時期でも仕方がない」と折り合いを示す態度が要求される。

 さて、親元を離れた地に住む娘や息子に「結婚祝い」を贈りたいという親心は昔からのものである。まあ、「息子は息子」、「私は私」と割り切っている人も少なからずいるのでそんな心配など無用と切って捨てる場合もあるだろう。世の中いろいろだ。

 贈らない人はさておいて、何か贈り物をしたいと思っている人は「何を贈れば喜んでくれるだろうか?と首を捻って考えているはずだ。家具や車は都会ではやっかい物に過ぎない。電気製品か?と思っていても皆だいたい揃えて持っている。困った、困った。困った特にはジョーカーがある。つまり、石原伸晃環境相の言う「最後は金目でしょ」である。



 では、何も包まず裸で「ほら、持って行け」などとドラマのように渡すわけにはいかないのが現実だ。となれば,熨斗袋(金封)か金子箱が必要になる。熨斗袋は10万円程度なら市販の500円程度のもので十分だろう。(100金の熨斗袋もきれいなのがあるが、ここはひとつ奮発しよう)。しかし、単位がひとつ上がると、かさばるので、1,700~3,000円程度のものが撰ばれるようだ。さらにそれに×2~5になると紙幣を入れる封筒の上に付けて出す方法もあるようだ。

 もっとスマートに行こうと思ったら、桐の箱(金子箱)に入れればよい。聞いたところでは、親子であれば100万円の封は切らずにそのまま入れておいた方が子どもも札を数える必要もなく一般的だそうだ。もちろん、封を切って桐箱に入れた方が有り難みがあると思う人はそうした方がよい。

 まあ、あまり外見に金をかけず中身で勝負だという人は事務用封筒でも何ら差し支えない。中身の札だって新札でなくても問題ない。ただ、娘から
「もう、お父さんたら!!」
と言われるのは覚悟しておかねばならない。

 新札は各銀行で持ち出し数が決まっているようで、県外の銀行は基本的に100万まで、つまり100枚までしか用意できないという。また、当日すぐに交換ないし引き出しができない銀行もあるので、事前に確認した方がよいかもしれない。えっ、そんな金はないって。そうでしょうとも、そうでしょうとも。でもね、結婚式ですよ。  


2014年08月19日
Posted by カミロイ人 at ◆2014年08月19日00:51Comment(0)

ネコは引き返さないか?

 最近、二度もネコを轢きそうになった。小さな黒い斑点模様が全身にあるネコだ。ネコは習性上、怖い時、逃げようとする時、パニックに陥った時、道を引き返す事が出来 ないと言われている。 そのまま突進して車にぶつかってくる場合が多い。今までのネコはそうだった。

 今回のネコは道の途中まで走り出てきて、ヘッドライトに照らされると、立ち止まって首を元の方向に向け引き返していったのである。「ほお、珍しい。引き返すネコだ」。ネコを撥ねずにすんで良かったと内心ほっとした。次の時は、道の真ん中に3匹の黒い斑点のネコが集まっていた。ヘッドライトが照らすと2匹はすぐに道の外に出たが、1匹はうずくまったままだった。ひょっとして轢かれたのか?そう思いながら、路上のネコを避けてハンドルを右に切った。



 カラパイア 8月6日の記事によれば、イギリスでは「黒猫は幸運のシンボル」とも言われるが、英国王立動物虐待防止協会(RSPCA)は7月29日、捨てられる黒猫の数が増加傾向にあると発表したという。同協会のスポークスマンは、「捨てられる黒猫が多いのは、たとえば見分けがつきにくいなどいくつか理由があるが、ほかの色柄の猫に比べて写真うつりが悪いことも一因だと考えている」と話した。ネコは写真写りなんかで差別して欲しくないはずだが。

 8月17日は「黒ネコ感謝の日」だったらしい。黒猫に関する諺には不吉なものが多いのだが、縁起の悪さを逆手にとって感謝するというのも面白いかもしれない。でも、目の前をクロネコが横切ると不安になる。今日一日がブルーんいなる。しかし、クロネコヤマトの配達員さんが荷物を届けてくれるとご機嫌になる。そうか、そういうことだったんだ。いつも配達ご苦労さんです。




  


2014年08月03日
Posted by カミロイ人 at ◆2014年08月03日22:27Comment(0)

これはなんだろう?

 台風11号と12号の影響ということで、香川県下は猛烈な雨に襲われている。他の県もすごいらしいが、当地も降り止まない雨に困っている。さわやかな雨というものはないのだろうか?じめじめとして不愉快にもほどがある。

 さて、こんな不機嫌な折に、いやなものを見てしまった。みなさんも見たかもしれないが、内閣人事局の板看板である。稲田朋美氏が書いたものだというが、これを本当に掲げておくのだろうか?一緒にいる安倍首相は達筆で知られた御仁である。國酒、不動心、玉誠、夢などの揮毫が有名だ。ネット検索すればすぐに引っかかる。

 福井新聞5月30日の記事である。省庁の幹部人事を一元管理する内閣人事局発足に合わせ、稲田朋美国家公務員制度担当相は30日、安倍晋三首相、菅義偉官房長官らとともに、事務局が置かれる東京・永田町の合同庁舎に看板を設置した。看板を揮毫(きごう)した稲田氏は「政府一丸となって内閣の重要課題に取り組む人事を行う体制をつくっていく」と決意を述べた。

 稲田氏は看板について「組織がきちんと機能してほしいという思いを込め、一気に書き上げた」という。安倍首相は「大変みずみずしい字だ」と評価し「積年の課題だった内閣人事局がいよいよ誕生した。



「みずみずしい字」がこれである。現代書道なのだろうか?さっぱり理解できない。他の省庁の題字をまとめたものがあったので、それを見てみよう。やっぱり今回の稲田氏の書は理解できない。みなさん、そう思いませんか?安倍首相の感性も全く理解できない。


http://www.asahi.com/articles/DA3S11275153.html  


2014年08月01日
Posted by カミロイ人 at ◆2014年08月01日11:37Comment(0)

目黒のサンマ

 消費税が上がってから、習いごとをする人が減っているようだ。まあ、無理もない。消費税は3%上がったのだが、便乗値上げやら、公共料金の値上げ(固定資産税から市県民税、健康保険料などなど)目白押しで趣味にかけるお金がなくなったのだと思われる。政府はこれからビールや携帯電話、はては死亡税などというものを作って死んでからもお金を巻き上げようと企んでいるようだ。国にお金がたりなければ、政治家の数や官僚の天下りを半減するだけで十分だと思うのだが、皆さんはどう考えているのでしょうか?本当に一体どこまで税金を上げるつもりなのだろうか?

 ダイエットのためにジムに通っていた人は健康器具を買ってジム通いをやめたそうだ。経費節約のためだろうが、家でトレーニングなんてできるものではない。周りに仲間がいて初めてダイエットに身が入るというものだ。趣味の習い事だって同じで、自分一人でできる人は30%もいない。これは通信教育が続かないことからもよく知られた事実である。学ぶ仲間は大切だ。自分一人だと解決できない問題も教えてもらえたり、その人を見ているだけで分かったりする。ありがたいことだが、意外と見過ごされている。

 さて、今回は目黒の「さんままつり 」なるものを取り上げてみたい。これは、落語の名作「目黒のさんま」を記念し、毎年9月中旬の日曜日に目黒区民まつりの一環として行われるものだ。東北大震災で津波の被害を受けた気仙沼市の協力により、例年、気仙沼港直送のさんまの塩焼き5,000尾が振舞われるとのことだ。こちらの方の正式名称は「目黒のさんま祭」で「祭り」の「り」が入らないそうだ。

 「目黒のさんま祭り」は目黒区の祭りとは1週間ほど日程をずらして開催されており、宮古市が全面的にバックアップしており、振舞われるさんまの塩焼きは6,000尾とのこと。気仙沼より1000匹も多い。

 昔は庶民の魚と言われていた「サンマ」も、海流の変化で漁獲量が減り、高級魚の仲間入りをしているとか。『戦後最大の不漁』とか『未曾有の危機』なんて報道されると、「おお、サンマよおまえもか」と呻いてしまいそうだ。マスコミは基本的に豊漁よりも、不漁の方を好んで記事にし、消費者を煽るような記事を書くのが通例なので、何ごとも鵜呑みにしないのが賢明である。



 目黒のサンマは、権力に対する風刺であるが、サンマと聞けばやはりこんがり焼いて食べてみたいものである。最近の調理器はサンマを焼いても煙を出さないという。便利というか風情がないというか、現代はこういうものである。

「殿、御注文のさんまです。」
「なに、これがさんまと申すか、ばかに白いではないか、たしかもっと黒くこげていたように思ったが」
「いいえさんまに間違いありません」
「さようか、どれどれ、う~んこのにおいはまさしくさんまじゃ、これさんまよ、恋しかったぞ」
殿様感涙にむせんでひとくち召し上がったが、ぱさぱさのさんまはおいしくなかった。
「これがさんまか?」
「御意」
「ふ~ん、このさんま、いずれよりとりよせたのじゃ」
「日本橋魚河岸にござります」
「あっ、それはいかん、さんまは目黒にかぎる」

もと落語研究会主将のカンガーさんのものが面白いので台詞のみ抜粋で紹介した。URLはこちら。
http://asakuratosho.sets.ne.jp/tosyo/meguro.htm