2012年11月16日
Posted by カミロイ人 at 2012年11月16日09:43Comment(0)

横書きをきれいに見せる

 縦書きの仕様は前回の通りであるので、今回は横書きの仕様を考えてみよう。横書きの場合は、縦書きとは違っている。何が違うかというと、揃え方が違うのである。

 縦書きの場合は「中心線」に合わせて文字を書いていけば、それで充分である。それ以外の書き方がないからだ。しかし、横書きの場合はそれ以外の書き方が存在する。すなわち、下線に合わせて文字を書く方法である。ただし、上線に合わせて文字を書く方法はない。下図を見てもらおう。

横書きをきれいに見せる

 まず中心に揃える場合だが、この方法を使うと高さが上下に凸凹する。それは文字の大きさの関係なので仕方がないし、それはそれできれいに見えるものなのだ。「いやいや、全然そうは見えない」という人は完全にワープロに洗脳されている。上下に枠線がある時などは、この方法の方がきれいに見えるはずだ。技術的にはこの書き方の方が、下線に合せるよりは高度になる。

 次に、下線に揃える方法だが、これは上方向が凸凹する。それは、かな類を小さく書くためだ。この方が一般的な書き方だろう。(ワープロもこの仕様である)。この時に注意することは、下線に触れないように書くことである。書写検定でも、枠線に文字が触れると減点の対象となる。そんなことはできないという人は、ただただ練習あるのみである。

 横書きの場合には縦書きと違った規則がある。規則といっても読みやすさを狙ったものであって、ゆるいものである。そのひとつが、文字間隔を広めに取ることだ。横書きの場合、文字を詰めて書くと非常に読みにくい。そこで文字間隔を広めに取って見やすくするわけである。この時の文字は「横広体」を使った方がさらに見やすくなる。横広体というのは文字の横幅を広くとって扁平気味に書くことをいう。

 何事もやってみないと分からないことだらけなので、まずは紙に向かって書いてみることである。そこからしか始まらない。


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